CASBEE-すまい(戸建) | ||
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長野県公式ホームページ より
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CASBEE-すまい(戸建)は、国土交通省の指導の下に(財)建築環境・省エネルギー機構(IBEC)内に設置された委員会によって開発が進められました。 「より健康で快適な戸建の住環境の品質を、どの程度環境に与える負荷を少なく達成できるか」を示す「すまいの環境効率(エコ度)」を測るツールです。 |
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CASBEE:建築物総合環境性能評価システム Comprehensive Assesment System for Enviromental Efficiency 環境効率BEE=環境品質Q/環境負荷L |
例:A | 小さな子供や、高齢者がいるので家の中を冷・暖房機で暖かくしたり涼しくしたりし、快適にしました。 >>快適性(環境品質)は2倍よくなりました。 >>しかし、冷・暖房用のエネルギー(電気・ガス・灯油等)も2倍掛かりました。 エコ度:BEE=2/2=1・・・B+★★★orB-★★ |
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結果は、普通の家です |
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例:B | 子供や高齢者もいるけれど、環境問題やCO2削減のために寒さ暑さを我慢します。 >>快適性(環境品質)は半分になりました。 >>しかし、冷・暖房用のエネルギー(電気・ガス・灯油等)は半分になりました。 エコ度:BEE=0.5/0.5=1・・・B+★★★orB-★★ |
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結果は、普通の家です |
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例:C | 我が家も子供や高齢者がいます。思い切って将来の同居も考え省エネリフォームか省エネの住宅に新築します。 >>快適性(環境品質)は2倍よくなります。 >>しかも、冷・暖房用のエネルギー(電気・ガス・灯油等)も半分になります。 エコ度:BEE=2/0.5=4・・・S★★★★★ |
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結果は、非常にエコ度の高いの家です |
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結論 | 例:Cは、とてもエコ度が高いSクラスの★★★★★のすまいと言えます。 エコ度の高い家は、将来にわたって、光熱費等のランニングコストが掛からず、しかも快適に生活できます。 結果的に資産価値の高い家となりますし、そうした建物に対するインセンティブ(励み・ごほうび)がすでにあります。現在首都圏の都市ではCASBEE評価の高いマンション購入者に対して、融資金利を下げるようなことが実際行われています。また日本の地方自冶体のなかには(名古屋市・大阪市・横浜市・川崎市・京都市さらに京都府・大阪府・兵庫県など)、「CASBEE-新築」や建築物環境配慮制度として条例などで義務付け始めています。今後、超耐久省エネ住宅が一般化するに従い、その中古住宅の売買において、CASBEEが「資産価値の評価する道具」として使われるだろうといわれています。これからの日本の住宅政策が目指す方向がうかがえます。 |
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金融機関等 | → 金利の優遇等 → | CASBEE評価 | ||
地方地自体 | ←建築物環境計画書← | |||
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客観的評価 評価する側が自主評価 |
→ → → | CASBEE評価が高い 資産価値が高い |
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中古住宅市場 高く売れる |
← ← ← | |||
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※尚、上記の例は説明用の極端な例ですが、結果は一般的なものとなります。 | ||||
CASBEE-すまい(戸建)のねらい戸建住宅は、日本にある住宅の約半分を占め、毎年約50万戸が建設されています。これらがよい良い住環境を提供し、長く使われ、省エネルギーや省資源に配慮されていれば、日本全体の環境負荷を大きく削減することができ、また、日本全体の住生活の質を向上させることができると考えられます。 何を評価するのかCASBEE-すまいは、CASBEE-新築などの他のCASBEEツールと同様に、戸建住宅の総合的な環境性能を、戸建住宅自体の環境品質(Quality)と、戸建住宅が外部に与える環境負荷(Load)の2つに分けて評価します。QとLにはそれぞれ以下に示す3つの評価の分野があり、更にその中で具体的な取組みを評価することになっています。
このような分野に従って評価するので、CASBEE-すまい(戸建)で評価がよい住宅とは、 CASBEE-すまい(戸建)の評価のしくみCASBEE-すまい(戸建)の評価項目は全6分野合わせて54項目から構成されており、それぞれの項目について5点満点で採点します。この結果を、それぞれの階層ごとに集計することで、どの分野の取り組みが優れているか、あるいは劣っているかを確認することができます。
さらに、BEE値の増加に対応して、戸建住宅は「Sランク」「Aランク」「B+ランク」「B-ランク」「Cランク」の5段階にランク付けされる。それぞれのランクは下に示す評価の表現に対応する。各ランクは基本的にBEEの傾きによって決まるが、SランクのみはQHのスコアに対して足切り点(50点以上)を設けている。
BEE値を使った評価の特徴として、環境品質(Q)と環境負荷(L)との相互の関係性を評価に組み込んでいることがあげられます。すなわち、Qを2倍にして、Lを半分にすれば、BEE値が4倍になるという関係です。 ライフサイクルCO2の算定CASBEE-すまい(戸建)では、評価項目を採点すると、BEEHに加え、地球温暖化防止性能としてライフサイクルCO2排出量の目安が算定されます。これは、住宅の寿命や省エネルギーに係わる採点結果を参照して算定するもので、一般的な戸建住宅のCO2排出量に対する割合を目安として表示するものです。 採点基準の考え方QとLを構成する54の評価項目は、それぞれが原則として、レベル1から5の5段階で評価され、レベルの数値が大きい程、点数が高く採点される仕組みとなっています。以下に採点基準の設定の考え方を示します。
従って、一般的な住宅であれば、ほぼ全ての評価がレベル3になり、この場合、BEEH値は概ね1となります。このような考え方から、今後日本の戸建住宅の平均レベルが向上すれば、CASBEEの評価のレベルも厳しくなっていくことになります。 なお、評価レベルが定まった後の、BEEHを求めるまでの計算については、Microsoft ExcelTMを使用した専用のソフトウェアにて容易に行うことが出来ます。このソフトウェアでは、BEEH値と評価結果のみではなく、QとLを構成する6つの大項目と、その下位の中項目単位の評価結果の比較などを、グラフにより分かり易く表示する機能を持ちます。下にソフトウェアの評価結果の表示画面例を示します。
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